Vol.16 選手村跡地 五輪後に超高層住宅など整備計画

 こんにちは。GENESISアセットレポート担当です。
2020年東京五輪後、住宅に改修される予定の選手村(東京都中央区)について、東京都は12月19日、地区の中心に超高層の住宅棟や商業施設などを配置した大会後のモデルプランを発表したしました。今回はこの件をレポートしたいと思います。

選手村跡地に超高層タワーマンションを整備予定

 2020年東京五輪後、住宅に改修される予定の選手村(東京都中央区)について、東京都は地区の中心に超高層の住宅棟や商業施設などを配置した大会後のモデルプランを発表した。今年度内に民間から事業協力者を公募、モデルプランを基に民間のアイデアを反映させた詳細な計画を策定するほか、環境影響評価(アセスメント)などを進める予定。平成28年春の再開発事業の事業認可を目指すとしています。

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選手村跡地利用のイメージ図。
中央には高層のタワーマンションが2棟並ぶ。

 モデルプランでは、大会後に50階建ての超高層タワー住宅2棟と4階建ての商業施設を中心地に新設し、にぎわいの拠点とする。その周辺に各国選手の宿泊施設として利用後に改修した住宅22棟が配置される。単身者やファミリーなど、さまざまなニーズに対応できる住宅を整備する予定だ。
 選手村整備や大会後の再整備については、都が事業認可後に「特定建築者」として選定する民間事業者などが、建設費を出資して工事も担当する。 オリンピックの興奮と喧騒の後、どのような居住エリアが創出されるか多くの注目を集めることになるでしょう。

ロンドンオリンピックの選手村跡地も居住エリアとして整備

 先年行われたロンドンオリンピックでの成功事例もある。
ロンドン中心部から東へ約10キロのストラトフォード地区。五輪時に選手村として整備されたマンション街「イーストビレッジ」。 かつて工場地帯だった同地区は、低所得層が多く住み、治安悪化や土壌汚染が進んでいた。再開発計画は五輪開催決定前からあったが、2012年大会で選手村や多くの競技施設が集中するオリンピックパークが整備されたことをきっかけに、再開発が劇的に進んだという。

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ロンドンオリンピック選手村跡地の住宅棟。
現在は分譲・賃貸マンションとして人気も高い。

 新しいマンションには商店や飲食店も入り、周辺は花や木が豊か。少年たちが親の付き添いなしで、サッカーを楽しんでいた。鉄道駅やショッピングセンター、パーク内の運動施設の全てが徒歩圏内にそろう。
 代表選手ら約1万7千人を収容した選手村は大会後、約2,800戸の分譲・賃貸マンションに改修し、2013年末に不動産2社が供給を始めた。家賃は月約20万円というが、不動産が高いロンドンでは「これでもお手頃価格」。10月下旬には賃貸部分が全て埋まり、分譲部分も残りわずかという。
 当時マスコミの取材拠点となったメディアセンターの改修が終われば、ハイテク企業や大学が入居し、就労・教育環境が整う予定といい、英政府は「素晴らしい再生のサクセスストーリー」と評する。