不稼働口座に手数料 三菱UFJ銀、年1200円

三菱UFJ銀行は2年間取引がない不稼働口座に手数料をかける検討に入った。新規開設分が対象で、2020年10月にも年1200円の口座管理手数料を導入する計画だ。銀行の収益力は長引く低金利で低下している。口座管理の有料化は採算の合わない金融サービスから対価をもらう大きな転換となる。他の金融機関も追随する可能性がある。《収益力低下でモデル転換》20年7月にも顧客に通知し、周知期間を経て導入する。導入後新規に口座を開設した人に限って手数料を取る。手数料を取り続けて残高がゼロになった場合は自動解約する方針だ。既存の契約者は不利益変更になるため手数料の徴収を見送るが、検討を続ける。日本では無料が前提となっている口座管理に手数料がかかることへの利用者の反発が強く、銀行は有料化に踏み切れないでいた。金融機関を取り巻く環境が大きく変化し、預金口座の管理にかかるコスト増をどう賄うかは、金融機関で共通の課題となっている。最大手の三菱UFJの動きは、個人向け金融サービスのあり方を大きく変えるきっかけになりそうだ。(2019.12.6  日経)