不動産ファンド 日本で大型投資

外資系の大手不動産ファンドが日本で大型融資に踏み切る。ベントール・グリーンオーク(BGO、本社カナダ)は今後2~3年で最大1兆円を投じる。日本の不動産市場は欧米に比べ新型コロナウイルス禍の打撃が小さく相対的に高いリターンが見込める。すでにアジア系PAGも最大8000億円の投資を決めており、海外勢の関心が高まっている。他、不動産分野に強みを持つ世界大手の投資ファンド、ブルックフィールド(カナダ)が日本で拠点を構えるなど、日本市場への本格参入の動きも出ている。BGOのソニー・カルシ最高経営責任者(CEO)は「日本は今、世界で最も魅力的なマーケット」と言い切る。日本では低金利による運用難で、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)などの年金基金や、保険会社など国内の機関投資家も不動産投資を拡大している。海外勢にとっては投資家の厚みが増すことで、価値を高めた物件の将来の「出口」を見つけやすい。 (2020.10.13 日経)