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2015年2月3日
Vol.19 渋谷再開発が動き出す

こんにちは。GENESISアセットレポート担当です。
50年や100年に一度」といわれる規模で進む東京・渋谷駅周辺の再開発。駅直結の「渋谷駅街区東棟」の工事が本格化し、周辺を含めた渋谷大改造への期待が高まっています。今回はこの件をレポートしたいと思います。

再開発のシンボル東棟は東京オリンピック前に完成予定

 再開発のシンボルとなる渋谷駅街区東棟は地下7階、地上46階建てで高さは228.3m。2012年4月に開業した「渋谷ヒカリエ」の高さ182.5mよりも45mほど上回る。高層部にはアジアのヘッドクォーター機能を担うにふさわしいハイグレードオフィス、中低層部には世界から集客し街の賑わいにつなげる大規模商業施設を設け、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催時には名実ともに街のシンボルタワーを目指す位置付けとなっています。
 オフィスの賃貸面積は渋谷駅周辺では最大規模になる。今後、東棟に続いて、JR渋谷駅を東西にまたぐように中央棟と西棟も建設する計画です。

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周辺エリアの再開発も進み、渋谷が変貌する

 「渋谷駅南街区」では、東横線の旧渋谷駅と線路の跡地に地下4階、地上34階で高さ180mの複合ビルなどを建てる計画があります。オフィスのほか、ホテルやホール、商業施設が入る予定。
街区の横を流れる渋谷川に清流を復活させて周辺を緑化し、遊歩道やテラスも整備する計画。一部は2017年度の開業を目指す。
 JR東日本がまとめた2013年度の駅別乗車人員ランキングによると、1位の新宿駅、2位の池袋駅に次いで、19年連続で3位を維持してきた渋谷駅は5位に転落した。
 には、2013年度のJR渋谷駅の1日当たりの平均乗車人員は37万8539人。2012年度の41万2009人と比べて8%減少しました。東急東横線の地下化や東京メトロ副都心線との直通運転が始まったことで、地上にあるJR駅に乗り換える人が減ったためとみられています。
東急電鉄は、渋谷が「日本一訪れたい街」となることを目指している。線路跡地を起爆剤として、渋谷が生み出す多様な文化を日本のみならず世界に発信する街へと進化を遂げられるか。正念場を迎えていています。

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